沖永良部

沖永良部はサンゴ礁起源石灰岩でできた人口15000人程度の沖縄に近い鹿児島の離島です。島流しにあった西郷隆盛が1年半ほど住んでいたとしても知られています。

車で1時間ほどで島を一周できますが、市街地以外ではほとんど車が通らないですし、信号もありません。人は老人が多いですが、みんなすごく温かいです。

ちょうど妻がトイレに行ってた時に売店の人と話していて「沖永良部に行くんですよ」と言うと「 紳助さんの番組で沖永良部のお見合いに行くのですか?」と言われました。びっくり!

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沖永良部へ行くには鹿児島からJALで行くか、沖縄から第一航空の10人乗りセスナで行くかです。僕らはもちろんセスナで。

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セスナはパイロットが運転しているところが見えます。しかも満席だと副操縦席に乗れます。

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セスナから見た沖永良部島。

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これが沖永良部空港。セスナから見たらてっきり自動車の教習所かと思いました。しかも1階建てです。

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これが沖縄の離島を結ぶ日本一小さい航空会社、第一航空のカウンター、なんとビーチパラソルです!

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ちなみにこんな感じで金属探知機でチェックされます。

帰りのフライトは13時半だったんですが、徳之島から13時10分にセスナが到着して、そのままパイロットが家庭用ヘルスメーターで客と荷物の重さをチェックし、飛行機に荷物を積み込んで出発しました。

笑ってはいけません!これこそ中小企業でしょう!沖縄の離島で不自由する人たちの足になりたいという夢と誇りを感じます!JALに負けるな!

下町ロケット

今回の旅では僕の高校の先輩である池井戸潤さんが書いた、今回直木賞を受賞した「下町ロケット」を読みました。大企業に負けない中小企業の意地に涙が止まりません。

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おばあちゃんの家へ。

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そして早速ダイビング。残念ながらサイパンのボートダイビングの竜宮城のような美しさはありませんでしたが、それでもやっぱりダイビングは最高。今回はむがむがダイビングにお願いしました。

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その後お墓参りに。昔の墓石はさんご礁で作ったそうです。

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沖永良部の海岸は海がめの産卵地として有名です。

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沖永良部の畑はこんな風に赤土ばかり。

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主要産業は農業ですが、サトウキビとじゃがいもが主らしいです。

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夕食はおばあちゃんの手料理を。豚足、冬瓜汁、くじらなどを。

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沖永良部の特産は黒砂糖なので黒糖焼酎を。飲みすぎてしまいます。

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次の日は日本最大級の鍾乳洞である昇竜洞へ。ドラゴンズ好きの僕にはたまらない名前ですね。ちなみに映画「八つ墓村」で撮影に使われた洞窟です。

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お土産に買った沖永良部産の黒糖焼酎は昇竜。ドラゴンズを応援しながら飲みたいです。

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高所恐怖症の僕には全く無理な断崖絶壁の田皆岬

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この木、何の、木気になる木で有名な日本一のガジュマルの木。良い子の僕にはキジムナーが見えました。

ちょうど終戦の日だったのでおばあちゃんに戦争の話を聞きました。

沖永良部の人口は減るばかり。特に若い人はどんどん島を離れていきます。

もし辺野古のアメリカ基地が沖永良部に来たらどうですか?もともとアメリカ基地があったんですし。と聞いたところ怖いから絶対に嫌と言われました。

経済が衰退するなら基地が来た方がいいと思いますが、こういう生の話はなかなか聞けません。本当に学ぶことがたくさんありました。

人が体験したことのない経験はとてつもない財産になります。