恵那川上屋

岐阜県中小企業家同友会の中濃地区合同例会でした。

 

本日の報告者は栗きんとんで有名な恵那川上屋の鎌田真悟社長。

 

1億円の売り上げの時、4億円の借金をして恵那栗のブランドを作ろうとした行動力。

 

ブランド作りの時、市役所は全く協力してくれない。町や県はすぐ動いて協力してくれる。

 

中津川からは恵那栗ではなく、中津川栗に名前を変えろと脅しを受ける。

 

経費をどこまで使うと会社が潰れるか見極め、ギリギリまで会社の未来に投資するマネージメント。

 

また毎晩社員と飲みに行き、夢を共有するマネージメント。

 

キロ500円でしか売れず、もう辞めるしかなかった栗農家を800円で買い取る恵那栗と言うブランドを作り出した情熱。

 

しかし決して800円は高くない。きっと2000円でも売れる。商売は仕入れで決まる。仕入れを抑えれるのは大切なことだ。

 

鎌田社長は500円の栗を2000円の価値があるまで農家と一緒に研究し、農家を復活させ、荒れた栗畑を再生し、農家、川上屋、お客様が喜ぶスキームを作り出すことによって2000円の栗を800円で手に入るようにした。

 

この辺りの考えは僕も株主として参加しているギアリンクスにも似てる。

 

1000アイテムを作り、その内売れているのは20アイテム。1000打数20安打と徹底的に失敗し、お客様が望んでいるものを探すマーケティング。

 

しかも鎌田社長は自分では考えず、周りの人から常に聞くことによってマーケティングしてるそうです。

 

前のマルサのちくわの社長も言ってみえましたが、鉛は決して金にはならない。だから材料にこだわる。その姿はとても似てました。

 

僕は会社経営の3つの柱はブランディング、マーケティング、マネージメントだと思ってます。よく勉強になりました。

 

今の夢は世界に出て行くこと。世界の人が栗は恵那栗に勝てないと思わせたいそうです。

 

2010.03.19.jpg

さっそく頂きました。おいしかった!!