題名のない音楽会オンエア!

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本日「題名のない音楽会」がついに放送されました。

 

今回の企画は一度はオーケストラをバックで歌ってみたい人の夢をかなえる「めざせ!スーザン・ボイル。第1回歌ってみまshow!」

 

実は今だから言いますが、僕は吹奏楽を10年間、声楽を10年間と長くクラッシック音楽に携わってきましたが、世界一長寿のクラシック音楽番組としてギネス世界記録認定されたこの「題名のない音楽会」を一度も見たことがありませんでした。

 

音楽仲間から「面白い企画があるから君なら絶対に受かる」と言われて、ちょこちょこっと歌ってDVDにして送ったら、たった3週間の応募期間で160名以上の人が応募したこの企画の合格者6名(出演者は7名)に選ばれました。

 

もともと東京のマーケティングセミナーでプロフィールの作り方とメディアの対応は勉強してたので、それもものすごく役に立ちました。

 

でもほんとにたいへんでした。

 

最近仕事がたいへん忙しく、午前中で40件30件の電話をすることがあり、ほとんどパニック症候群。

 

しかも直前に税理士の先生のセミナーの後、ずっと先生と飲んで話してたら声はガラガラ、しかも風邪気味に。

 

僕は風邪を引いて喉が腫れると1ヶ月は高音が出なくなるのでかなりあせりました。

 

まあ仕事のストレスが重なったのも原因だと思うのですが、高い栄養ドリンクを飲みまくり何とか本番はうまく歌えたと思います。

 

本番が終わって出演者のみんな言ってたのですが、「これでゆっくり風邪がひける」

 

風邪をひいてないのに風邪薬を飲む苦しみは普通の生活ではなかなか味わえないと思います。

 

前日は指揮者と打ち合わせとオーケストラとのリハーサルの為東京へ。仕事が忙しかったので東京で1時間半だけいて、速攻で帰ってきました。

 

当日は昼からゲネプロ、カメラリハとそして夜の本番収録を終え、次の日は朝5時に起きて7時の新幹線で帰ってきました。

 

今回はオーソレミオを歌ったのですが、練習嫌いな僕はこの曲ならいつも歌ってるからとちっとも練習ぜず、2週間前にレッスンに行ったらぜんぜん高音が出ませんでした。

 

しかもいつもは間奏が終わって10小節歌って高いラの音を永遠に伸ばすのですが(この高音のロングブレスが僕の一番の武器)、今回はプラス4小節も前から歌うことになりました。

 

たった4小節増えるだけで、最後の高音のロングブレスのスタミナが全く残ってなく、ちっとも音が伸びません。

 

何とか最後にスタミナを温存しながら歌えるようになったのが、直前のカメラリハでした。

 

ほんとに歌を歌うと自分で自分の体の不完全さが身にしみます。まるで修行のよう。

 

僕の前で歌った女性は、本番直前の舞台袖でバースタイン最後の弟子である司会の佐渡裕さんからいろいろアドバイスを受け、その通りに歌ってめちゃくちゃうまくなってました。

 

本番直前でも、人間やる気になれば変わるものですね!

 

こんなに苦労をしても、50名を超す裏方スタッフに助けられ、50名のオーケストラをバックに、1500人のお客様の前で歌い拍手を受ける喜びは最高です!

 

終わった後ロビーに出ると「いい声ね!」「良かったよ!」とたくさんのお客様に声をかけていただき快感でした!!

 

今回はみな音大に出ていない素人ばかりが選ばれました。 でもみんな地道に練習してきた人ばかりなのですごく上手です。

 

放送を見逃した方はご連絡下さい。DVD差し上げます!

 

人生死ぬまで挑戦だ!