ウレタン塗膜防水工法

お世話になります。外壁診断士の可児修司です。

今回紹介するのはウレタン塗膜防水工法です。

 

ウレタンゴム系塗膜防水は、液体状のウレタン樹脂を塗り付けて、塗布した材料が化学反応して固まる(硬化する)と、ゴム状で弾性のある一体性のある防水膜が出来上がります。
液体状の材料を使って現場で仕上げる工法なので、複雑な形状をした場所でも継ぎ目のない完全な防水膜を加工できます。

 

長所 : 弾性があり、伸びが大きい材料です。また液状の材料を塗布するため、複雑な箇所でも施工することが可能な特徴を持っております。
短所 : 下地の形状や施工技量により仕上がりに差が出る場合があります。また材料が硬化するまで時間が必要となります。

 

2016.04.18.01

工事前

 

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工事後

 

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またこの工法を絶縁工法でやる場合は脱気筒をつけて下さい。

密着工法でやる場合は必要ありません。

脱気塔は防水改修工事をする際、下地に含まれた水分を逃がしてやるために取り付ける装置です。

下地に水分が残っていますと、完了した防水を膨らませ、やがて破損させます。脱気塔は下からの水分を時間をかけて、蒸散させ、上からの雨水は入らない設計になています。

 

防水工事はかなりの種類があります。

お客さまがどの工事を選ぶのかを判断するのは難しいです。

お近くの外壁診断士に相談することをお勧めします。