1Q84
村上春樹さんの「1Q84」3冊とも読みました。
普段はビジネス本しか読まないので、旅行へ行った時だけ小説ガッツリ読みます。
それにしても長かった。3冊で30時間ぐらいかかりました。
僕は全く車酔いしないので、バスの中も飛行機の中もずっと読んでました。
社員旅行で北海道へ行った時Book1・2を読みましたが、あまりにも最後が悲惨なので、絶対続編があるだろうと思ってたから、すごくうれしかったです。
今までの村上作品の僕なりの感想書きますね。
「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」「ダンス・ダンス・ダンス」これだけはシリーズものです。
僕とネズミとミミの物語ですが、特に「羊をめぐる冒険」のラストはものすごく泣けますよね。
「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」は村上春樹さんがバーを経営しながら書いたものなので、文体がすごくクール。
「ノルウェイの森」恋愛小説の最高傑作だと思ってます。5回以上読みました。若い頃にぜひ読むべきだと思います。
「国境の南、太陽の西」これも何度も読みました。村上作品では珍しくファンタジー性がうすい。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」村上作品らしく2つの物語が交差する。
村上さんがエッセイでぜひ続編を書きたいと言ってみえたので、ぜひ続編希望。池に飛び降りた影はどうなったんですかね???
「ねじまき鳥クロニクル」昔読んでほとんど内容を忘れちゃいました。また読み直そう。
「海辺のカフカ」猫と話せるナカタさんがうらやましい。海外ではすごく人気の小説。で読み直しだな。
村上春樹さんの小説はまず言葉の音程がいい。
「1Q84」でいうと「空気さなぎ」「リトルピープル」「ドウタ」など心地いい言葉の使い方が上手い。
また透明感のある文体。現実なのか幻想なのかそのちょうど中間のところに連れて行ってくれる。
あと登場人物が比較的少ないので、僕のような記憶力の悪い人にはありがたいです。
「1Q84」は長いので相当気合を入れないと読めないですが、一気に読むと本当にすばらしい作品です。
ぜひ読んでみて下さい。